特別企画 VISUALBOY BRUSH 藤代冥砂さんインタビュー

 どうも!VBB編集部、しげあきです。

 さて。今回はスペシャルな記事をお届け!
Vol.1の表紙・斎藤工さんと加藤和樹さんを撮り下ろした藤代冥砂さんに、
今回の撮影エピソードを話していただきました。


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撮影/藤代冥砂

PROFILE
藤代冥砂
MEISA FUJISHIRO

2003年『平成15年度(第34回)講談社出版文化賞写真賞』受賞。ボーダレスに幅広く活躍中。代表作に『ライドライドライド』『肉』『もう、家に帰ろう』『旭山動物園写真集』ほか。その他、アイドル、女優の写真集多数。小説家としても活躍中。

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――今回、撮影されていかがでしたか?
 単純に外見だけでなく、綺麗だなっていうかっこいいっていうか、ああ気持ちいいなっていうか。「綺麗気持ちいい」。そんな感じを持ったのね。自分が忘れていたピュアっていうかね。まあ男の子だからやんちゃな部分はもちろんあるにしても、最後の芯のとこはすごく真面目に何か生きる事を考えて取り組んでるんじゃないかなって感じを受けて。自分もいい意味で影響を受けて、気持ちよく撮影できたのかな。

――お互いの波長が合ったんですね。
 撮影ってお互いの波長が合うと、気持ちいい時間が過ごせていい結果に繋がると思う。今回は2人それぞれにコミュニケーションがちゃんと取れたような気がするし、2対1でも出来たと思う。すごくいい時間を2人のおかげで過ごせたなあと思う。まあ彼らが持って生まれた物もあるだろうし、目指している物の高さでもあるかもしれないけど。

――撮影時にどういうアプローチをされたのでしょうか?
 撮影してるときに自然にできたんだけど……。(斎藤)工君は自然と絡ませて撮影して。(加藤)和樹君の場合はコンクリートとか、瓦礫とかだった。カメラマンって撮る人の特色みたいなものを、掻い摘む作業でもあるから、そういうのに結構敏感だったりする。あまり誤解せずに掻い摘めたかなとは思う。

――撮影時はどういうコミュニケーションを取りましたか?
 彼らの場合、言葉が必要な気がしたのね。じゃあ始めようって言って、バシャバシャってやるんじゃなくて。一言二言、イメージが膨らむような言葉を彼らに投げかけることによって、彼らが反応しやすくなるような気がしたんですよ。結果的に、言葉にしても説明も過剰過ぎず、やりやすかったみたいな事を工君が言ってくれて。

――2人それぞれのポージングが印象的でした。
 ホントに流れるようにそこに落ち着いていったって感じ。個性をそれぞれ出すって言うのは、彼らが快適に動きやすく心地よく状態になってくれるのが一番個性が出やすいと思うので。和樹君はコートの使い方になったんだろうし。工君は自然を背景にした佇まいとか、表情とかになって表れたんだろうなと。 ホントにね、非対称だったから。全然違う行動をしたので。なんか2人でいるとどうしても同じ行動をしてしまいがちなところが、全然反対の事をしたから。何が作用されたのかなと思ったんですけど。

――ロケーションも印象的でした。
 2人もあの場所が単純に気持ちいいって言ってたね。自然でもないし都会でもないし。草地なんだけど遠くにアスファルトがあったりビルがあったりっていう。なんか「リアリティー」がある場所だったね。あのロケ場所は、以前撮影用として行ったところなんだけど、彼らが風景に入った時から馴染んでて。それが面白かった。

――2人で草むらで追いかけっこしてる写真がありましたね。
 走ろうかって言って。場所が気持ち良かったからちょっと自分も走りたかったんだよね。ただ、まあ走ってる時は3人で走ってるんだけどさ。
――走りながら撮ったんですか?
 そうそうそう。「欽ちゃん走り」みたいになってたよ(笑)。フォークダンスみたいな「交差走り」で。そう……「ゆず」以来だ。今思い出した。ゆずも走りながら撮った。
 別々な個性が一つに合わさった時、新しい一つの個性を生む。撮影の流れを追いながら見られた事はすごく面白かったね。ホント合わさると何か違うものが生まれたね。

――ありがとうございました。

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